2019-10-01から1ヶ月間の記事一覧
圧倒的な世界観でした。 主人公の性格からなのか、読んでる間、ずっと静かさが漂っていて、不思議な感覚になりました。 主人公が『のゆり』という珍しい名前のため、初めのうちは『のゆり』という名前が出てくるたびに引っかかってしまっていたのですが、読…
空の青さを知る人よ を観てきました! とにかく若くて真っ直ぐで、アラサー の私にはひたすら眩しかったです。 感情移入するには歳をとりすぎてしまったと痛感…。 井の中の蛙大海を知らずされど空の青さを知る。 恥ずかしながら、されど空の青さを知るという…
読書熱再燃のキッカケになった山内マリコさんの本はどれもタイトルが印象的で、何を読んでも面白いのだけれど、この本もアラサーの私には刺さった! 今の時代のアラサー独身者、既婚者のどちらの気持ちも代弁できる人だと思う。 あの子は貴族というタイトル…
本を読んでこんなに温かく優しい気持ちになったのは久しぶりです。 読むことができてよかったです。 引きこもりだった主人公が、祖母の元で逞しく成長していく過程が描かれています。 西の魔女が死んだ と似ているのかなーと思いながら読み進めたのですが、…
何年か前のアメトークの読書好き芸人で紹介されていた本。 読んでる途中から、小学校の時の思い出が蘇ってきました。 アラサーになり、社会に揉まれに揉まれ、大人に囲まれた日々を長いこと送っていたので、いつもの生活の中では絶対に思い出すことのなかっ…
言の葉の庭を観ました。 初めて観たときは、秦基博さんのrainが流れたあたりから、映画館で嗚咽するくらい号泣しました。 今回もやはり号泣。 ゆきのさんが辛かった胸の内を打ち明けるシーンのセリフ、映像の美しさ、最高のタイミングで流れる秦基博さんの声…
川上未映子さんのすべて真夜中の恋人たち。 何年か前、アメトークの読書芸人でオードリーの若林さんが紹介していたので、手に取ったのですが、とてもきれいな装丁でテンションが上がりました。 内向的な主人公の話なのですが、人見知りと自称されている若林…
又吉さんの『人間』を読みました。 きちんと理解できるにはもっと読み込まないといけないと思うのですが、 僕たちは人間をやるのが下手だ という言葉はすっと入ってきました。 この本に出てくる人たちもそうですが、私自身も人間をやるのが下手くそだと思い…
デッドエンド。 デッドエンドの意味を締め切りとか最遅の期限だとばかり思ってました。 辞書を引いて全然違う意味だと初めて知りました。(笑) 恥ずかしい…。(笑) 正しくは物事が行き詰まる、どん底、先が見えないという意味なんですね。 標題の デッドエンド…
太陽と毒ぐも。 インパクトのある表紙に惹かれて手に取ったのだけど、読み終わった結果、独身が一番幸せだと思ってしまった。(笑) 付き合って同棲している恋人たちの話が何編も綴られているのだけど、この本を読んで、赤の他人との共同生活を続けていくのに…
すごい本を読んでしまった。 どうしよう。(笑) 興奮が冷めやらない。 静かなカフェで読んでいたのに、それを忘れて、え?うそでしょ?と本に向かって呟くくらい没頭。 そんな自分にドン引きだけど、リアクションせずにはいられないようなシーンがあったので…
パリに行ったことありません。 行ってみたいなーと思ったこともありませんでした。 理由はないです。なんとなく。 でも、この本のおかげで観光地然とした華やかなイメージしかなかったパリの影の部分が見えたような気がしました。 道にゴミが捨てられていた…