読書
大宮エリーさんの「生きるコント2」に出てくるのが、「心のままに直感を信じて生きれば、びっくりするくらい幸せになれますよ」という言葉。 日々懸命に働いてきたけれど、ふとした瞬間に、いったい何のために仕事しているんだろうと思う時がある。 自分の成…
森絵都さんのカラフルは私の人生になくてはならない大切な本だ。 今まで何度も読んできたし、これからも何度も繰り返し読み続けることは間違いない。 今、生きるのが辛いなーしんどいなーと思ってる人は手に取ってみてほしい。私自身、もう生きるのなんてウ…
角田光代さんの「しあわせのねだん」という本が好きで、何度も再読してきた。 20代に使ったお金お金がその人の一部をつくる。という言葉が印象的だった。 アラサーになり、20代で使ったお金が私の何になっているのか考えてみた。20代はとにかく海外のいろん…
とんでもない夢かもしれないですが、正直、私はものを書いたり、何かを表現することで生計をたてていきたいと思ってます。 私自身、今までのたうち回りながら生きてきました。ずーっと生きづらいと思っていました。学校に行けば、友達を作るのに苦労し、大学…
最近、スマートフォンの充電の減りが早く、ちょっとした電車の移動時間が手持ちぶさたになってしまうので、本を持ち歩いて読むようにしています。 今も昔もずっと好きで定期的に読み返している吉田修一さんの「横道世之介」を移動のお供にしていたのですが、…
最近は久方ぶりの恋愛に大半の時間を注ぎ込んでしまい、めっきり読書は再読本ばかりだったけれど、本を読まねばと思わせてくれた一冊。 話題になっていたライオンのおやつ を遅ればせながら読んだ。 生きることがしんどいと思ったことは数え切れないほどたく…
アラサーになるとお一人様も板についてきて、ひとりでどこへでも行けるようになった。 ひとり居酒屋もひとり海外旅行もひとり映画も。 朝起きて仕事に行って、帰ってきて。 休日はひとりであちこち出かけて。 たまに友達とご飯に行ったりして。 この無限ルー…
新型コロナウィルスの影響もあり、普段本を読まない人達に全力でおすすめしたい本をご紹介します。 角田光代さんのエッセイです。 1991年に刊行された本なのですが、胸に残る言葉がたくさんありました。 とにかく20代、30代女性の課題図書に据えたいくらいお…
『あやうく一生懸命生きるところだった』という本を読んだ。 アラサーになり、正直人生に飽きてきた感は否めない。 社会人もこなれてきたけど、これがあと何十年も続くかと思うと正直うんざりしてしまい、どうにもテンションが上がらないのだ。 この繰り返し…
ずっと読みたかった本。死神の精度の続編。平日、仕事終わりに少しずつ読んだのだけど、とにかくこの本だけを楽しみにしていたので、読み終わってしまって楽しみがなくなってしまった…。(笑) 前作とは異なり、ミステリーの要素も盛り込まれていたけれど、…
リズムは20年位前に読んだことのある作品です。ツイッターでリズムの感想を載せている方がいらっしゃって、読みたい思いが湧き上がってきて再読。 本の内容までは覚えていなかったのですが、リズムは本を開いた瞬間から素晴らしかったです。 まわりのことが…
素晴らしかった。とにかくこの本を読めたことに心の底から感謝したい。感想は一言では言い表せないけれど、私の大好きな千と千尋の神隠しを観たときの圧倒されるような感覚と同じものを感じた。とにかくひとりでも多くの人に読んでほしい。この本を読まない…
話題になっていた本でしたが、ぐいぐいと引き込まれた。文章が優しくて、平日の寝る前に心底癒されながら読んだ。ページが少なくなるのが寂しくて仕方がなかった。 優等生で美人で裕福な彩子。金髪で美人で片親のダイアナ。 正反対な二人はすぐに仲良くなる…
仕事、恋愛、結婚、出産、子育てなど、女性にとってライフイベントに関する悩みは尽きないけれど、全ての女性にオススメできる一冊。 独身アラサーの私は、結婚に悩んでいたころもあったけど、今では潔く諦めが付き、悩みの種はもっぱら仕事。 このタイミン…
いやー、これはやれました。(笑)蹴りたい背中、今更ながら読みました。 ハツの気持ちが痛いほどよくわかって。アラサーの今でも、記憶の中に確かにあるあの息苦しい感じ。 友達は多いほうがいい。不愛想より愛嬌のあるほうがいい。 だれが決めたかわからな…
海とジイ タイトルだけでほっこり。でも、本当に読めてよかったと思えた本。大人の道徳本というのも少し違うけれど、とにかく、読んでて涙があふれてくる。 おじいちゃんって意外と存在感が薄かった。だって、小さいころ、祖父母の家にいくときにも、おばあ…
好きな本TOP10に入る本。本の裏に書かれているあらすじを見て、藁をもすがる思いで初めて手に取ったことを覚えている。 失恋の痛みと、都会の疲れをいやすべく、ふるさとに舞い戻ったほたる。大きな川の流れるその町で、これまでに失ったもの、忘れていた大…
今年、山内マリコさんの本は何冊読んだろう。 とにかく、独身の気持ちも既婚の気持ちもわかってくれる人だから、今度はどんな話だろうとワクワク。 選んだ孤独はよい孤独 というタイトルもとっても素敵。 友達は多い方がいいと巷で言われているけど、この本…
好きな本を10冊あげるとしたら、絶対にランクインする本。 読み進めるのが辛いシーンも多いけれど、ここに出てくる大和尚さんのかけてくれる言葉に読むたびに涙が溢れてくる。 方言混じりでハートがある心に染み込むような優しい言葉。 大和尚さん以外の人も…
圧倒的な世界観でした。 主人公の性格からなのか、読んでる間、ずっと静かさが漂っていて、不思議な感覚になりました。 主人公が『のゆり』という珍しい名前のため、初めのうちは『のゆり』という名前が出てくるたびに引っかかってしまっていたのですが、読…
読書熱再燃のキッカケになった山内マリコさんの本はどれもタイトルが印象的で、何を読んでも面白いのだけれど、この本もアラサーの私には刺さった! 今の時代のアラサー独身者、既婚者のどちらの気持ちも代弁できる人だと思う。 あの子は貴族というタイトル…
本を読んでこんなに温かく優しい気持ちになったのは久しぶりです。 読むことができてよかったです。 引きこもりだった主人公が、祖母の元で逞しく成長していく過程が描かれています。 西の魔女が死んだ と似ているのかなーと思いながら読み進めたのですが、…
何年か前のアメトークの読書好き芸人で紹介されていた本。 読んでる途中から、小学校の時の思い出が蘇ってきました。 アラサーになり、社会に揉まれに揉まれ、大人に囲まれた日々を長いこと送っていたので、いつもの生活の中では絶対に思い出すことのなかっ…
川上未映子さんのすべて真夜中の恋人たち。 何年か前、アメトークの読書芸人でオードリーの若林さんが紹介していたので、手に取ったのですが、とてもきれいな装丁でテンションが上がりました。 内向的な主人公の話なのですが、人見知りと自称されている若林…
又吉さんの『人間』を読みました。 きちんと理解できるにはもっと読み込まないといけないと思うのですが、 僕たちは人間をやるのが下手だ という言葉はすっと入ってきました。 この本に出てくる人たちもそうですが、私自身も人間をやるのが下手くそだと思い…
デッドエンド。 デッドエンドの意味を締め切りとか最遅の期限だとばかり思ってました。 辞書を引いて全然違う意味だと初めて知りました。(笑) 恥ずかしい…。(笑) 正しくは物事が行き詰まる、どん底、先が見えないという意味なんですね。 標題の デッドエンド…
太陽と毒ぐも。 インパクトのある表紙に惹かれて手に取ったのだけど、読み終わった結果、独身が一番幸せだと思ってしまった。(笑) 付き合って同棲している恋人たちの話が何編も綴られているのだけど、この本を読んで、赤の他人との共同生活を続けていくのに…
すごい本を読んでしまった。 どうしよう。(笑) 興奮が冷めやらない。 静かなカフェで読んでいたのに、それを忘れて、え?うそでしょ?と本に向かって呟くくらい没頭。 そんな自分にドン引きだけど、リアクションせずにはいられないようなシーンがあったので…
パリに行ったことありません。 行ってみたいなーと思ったこともありませんでした。 理由はないです。なんとなく。 でも、この本のおかげで観光地然とした華やかなイメージしかなかったパリの影の部分が見えたような気がしました。 道にゴミが捨てられていた…
今更ながら、火花を読みました。 芥川賞受賞したことはあまりにも有名で、今頃読んでるのなんて時差ありまくりですが、とても素晴らしかったです。 読むことができて本当に良かったです。 第2図書係補佐を読んでからピース又吉さんの本を読みまくってるので…