アラサーOL 頑張らない日々

読書好きアラサーOL@都内 お一人様爆走中で何をするにも基本ソロ活動。将来の夢はものを書いて生計を立てること。

使ったお金がその人の一部をつくる(しあわせのねだん/角田光代)

角田光代さんの「しあわせのねだん」という本が好きで、何度も再読してきた。

20代に使ったお金お金がその人の一部をつくる。
という言葉が印象的だった。

アラサーになり、20代で使ったお金が私の何になっているのか考えてみた。
20代はとにかく海外のいろんなところに旅行に行っていた。
旅行に行くことを楽しみに仕事をしていた。
間違いなく海外旅行にはお金をかけてきたと思う。

海外旅行に行ったことが何か目覚ましく私の人生に影響しているかと言われれば、そんな大したことはない。(笑)
だけど、先輩と海外旅行の話をしたときに、そんなにいろんなところに行ったことあるの!と驚かれた。
だから、人よりはいろんな国に行く機会に恵まれていたんだろう。

コロナが関係ないんだとしたら、海がきれいなところゆっくりしたいならあの国、買い物や美味しいものを食べたり少し都会的なところならあの国、何もしたくないから、ただただ癒されたいならあの国 とその時々の自分の状態で行きたい国が思い浮かぶ。

それが何かの役に立つかは正直わからない。
でも、20代で使ったお金は確かに自分の一部になっているなとは思う。

海外旅行のほかに20代の時にお金をつかったのは本代。
いろんな本に触れて、大きな影響を受けてきた。
だから、落ち込んだり、悩んだりしたときに、自力で這い上がれるように、お気に入りの本はいつも本棚にそろえてある。

本当に社会人をやっていると、ありとあらゆることに落ち込む。
でも正直、リアルタイムで話しを聞いてくれる友達なんていない。
いたとしても、話を100%理解してもらうのは難しいと思うのだ。自分のことやその周辺で起きていることはやっぱり、当事者の自分以外には6割くらいしか伝わらないと思う。

そんな時に、本は救ってくれる。
失敗したり、失恋したり、その他ありとあらゆる落ち込みに対して、万能に対応してくれるのが本を読むことだと思う。

正直、読書家の人に比べれば、読んできた本の数は圧倒的に少ないし、偏っていると思う。だけど、自分を救ってくれた本には感謝の気持ちしかない。
だから、noteでも恩返しのつもりで読書の感想をつづってきた。

そう考えると確かに本も私の一部になったと言えると思う。

30代の今使っているお金は40代でどのように生きてくるんだろう。
正直、今やりたいことは、コロナ禍でどこにも行けないので、家を自分のオアシスにしたいということ。

在宅勤務の環境は完璧に整い、もはや、会社のデスクよりも快適になった。
だから、今度は実生活の部分の天国レベルくらいにしていくことが野望だ。