鬼滅の刃のようにブームになって欲しい(横道世之介/吉田修一)
最近、スマートフォンの充電の減りが早く、ちょっとした電車の移動時間が手持ちぶさたになってしまうので、本を持ち歩いて読むようにしています。
今も昔もずっと好きで定期的に読み返している吉田修一さんの「横道世之介」を移動のお供にしていたのですが、久々だったので没頭しすぎてしまい、家に帰ってきてからもずっと読んでいて、その日のうちに読破してしまいました。
電車の中で、笑いを堪えきれず、普通に肩を震わせて笑ってしまうシーンがたくさんありました。
本が好きな人はもう何度も再読されている方もいると思うのですが、横道世之介は以下に当てはまる人におすすめです。おすすめどころの話ではなく、お金払って本買ってあげるから、読んでみて!という心待ちですべての人に読んでほしい本です。(笑)
鬼滅の刃が話題になっていますが、個人的には世之介もブームになってほしいのです。誰もが世之介の本が家にあるような世界になってほしいのです。(笑)
・本が好きな人
・読書してみたいけど、どの本を読めばいいかわからない人
・読書は面倒くさいけど、暇なので、何か面白いことないか探している人
(世之介は映画されているので、まず映画⇒本もおすすめです)
・友達がいなくて寂しい思いをしている人
・学生時代、あまりいい思い出がないけど、疑似体験したい人
・友達が欲しい人
上のいずれかに当てはまる人は世之介を読んでみてほしいのです!
私は友達が少ないですし、学生時代もキラキラした青春を謳歌したタイプではないのですが、世之介を読んで以来、なんだか、長い間一緒にいた友人を得たような気分になりましたし、楽しく面白い学生生活を疑似体験できたような気持になりました。
そして、自分の人生は世之介に出会えた人生でラッキーだったと心の底から思います。逆に世之介に出会えなかった人生を想像すると、すごく損している気がするのです。
本も大好きですが、映画も観終わった後の余韻が凄まじいです。
とにかく全ての人に読んで欲しい、観て欲しい作品です。読んで、観て損したという人は絶対にいないと私が保証します。