アラサーOL 頑張らない日々

読書好きアラサーOL@都内 お一人様爆走中で何をするにも基本ソロ活動。将来の夢はものを書いて生計を立てること。

悪しき習慣が変わる時代(えんとつ町のプペル)

えんとつ町のプペル、観てきました。
面白かったです。
お金を払って観るにふさわしい映画でした。とてもこころゆさぶられました。
事前にネットを観るといろんな評判がありましたが、よかったですよ、素直に。

 

私はクラウドファウンディングや吉本興業のことはよくわからないのですが、何年か前、ぼーーっとテレビを観てた時に、西野さんが出ていました。確かアナザーストーリーだったと思います。

 

時計の針は毎時一回は重なるようになっている。
だけど、11時台は長針が逃げ切ってしまい、重ならない。
人生もこれと同じ。
何かを成し遂げる前には不遇の時期がある。
何をやっても報われない時がある。
でも時計の針は一周回って必ずお前のところに合うから。とにかくそこに居続けてコツコツやり続けてみろ。

 

西野さんがタモリさんからかけられた言葉だったと記憶しています。(認識違っていたらすみません)

 

当時、何もいいことがなく、辛いことばかりのオンパレードだった私は、本当にこの言葉に救われました。
アラサーになってもアラフォーになってもずっとこんなふうに過ごしていくんだとばかり思ってたのです。
私には11時台しかない人生なのかもしれない、と。


でも、こんな私でも一生懸命やっていれば、もしかしたら、時計の針が重なる瞬間があるのかもしれない、未来に光があるかもしれないと確かな希望を持たせてくれた言葉でした。


好きな本を読んでも、好きな音楽を聴いても、心が動くことのなかった当時の私を唯一救ってくれた言葉でした。

 

 

えんとつ町のプペルは絵本でも読んだことがなく、前知識なしでいきましたが、どんなメッセージを映画にこめたのか楽しみにしてました。


今、世の中で当たり前だとされていることは、悪しき習慣だったりするのかもしれないと痛感しました。
みんなが当たり前だと思っていることが正しいことだとは限らないんですよね。。

 

友達は多い方がいい。
いい大学に行きいい会社に入ったほうがいい。
会社に入ったら辞めずに働いた方がいい。
妙齢になったら結婚し子供を産んだ方がいい。
会社で嫌なことがあってもお給料をもらっている身だから我慢しなくてはならない。
働かなければならない。
テストで良い成績を取らなければならない。

 

 

これ、合ってるんですかね。
合ってるわけないんですよね。
半ば洗脳されているんですよね、こうやって生きていかなければならないと。
そうしないと、社会にとって不都合だから。

生きていくことは総じて大変で、辛いことは仕方がないのだとみんな思ってますよね。
でも、今まではそうだったかもしれないけど、そういう世の中も変えていけるんじゃないかなと思うんですよ。だってもう令和ですよ。そんな根性論みたいな根拠のないこと、まだまだ続くのかと思うとうんざりしてしまいます・・・。

 

映画でも同じようなシーンが出てきますが、今までにない考え方をして、そこで新たなビジネスチャンスを生み出したり、才能を開花させることのなにがいけないんだろう・・・。


批判している人たちは、それに匹敵するような斬新な考えを持ち合わせているのだろうか。
出る杭は打たれるといいますが、そんなことしていたら、いつまでたっても、何も変わっていかないですよね。それってほんとつまらない。

 

正直、私自身は、西野さんのファンというわけではないです。
でも、アナザースカイでの言葉や映画で、素直にすごいなーと思うのです。


自分には同じような考えやアイディアもないですし、あったところでそれを実行に移すような資源も資産も行動力もなにもない。

 

率先して新しいことをする人にいろんな意見があるのは当然だと思うのですが、それが応援するような温かみのある言葉ではなく、罵詈雑言だとするのであれば、とても悲しいことだと映画を通して思いました。

 

私の祖父母は戦争経験者です。
その時代のことをもっときちんと聞いておけばよかったと今更ながら思いますが、祖父母にとっては戦争が日常だった幼い時があったのだと思うと、心が痛みます。


その当時、当たり前だった戦争は今はなくなり、平和を当たり前な日常に変えていこうという時代になりましたよね。

 

だから、きっとこれから先もいろんな悪しき習慣やしきたりは変わっていくと信じています。
全ての人が希望を持って進んでいける新しい時代が令和であればいいな。
そして、そのために自分自身、何ができるか考えていきたいと思います。

久々に観た映画がプペルでよかった。