アラサーOL 頑張らない日々

読書好きアラサーOL@都内 お一人様爆走中で何をするにも基本ソロ活動。将来の夢はものを書いて生計を立てること。

仕事で悩んでる私へ(新卒の私へ)

社会人ってどんな感じなんだろうと内定後、不安でいっぱいだった。社会人になることが憂鬱で仕方なかった。

いざ仕事をし始めて、少なからずやりがいを感じることはあったけど、ほとんど辛く苦しいことばかりだった。

 

思い出したくもないことがたくさんあるけど、仕事で悩んでいた私(新卒の私)にどんな言葉をかけるか考えてみた。

 

拝啓 仕事で悩んでる私へ(新卒の私へ)

社会人となる4月1日が来ないことを切に祈ってた大学4年生の2月〜3月。

卒業が確定してたので、思う存分思い出作りに励んでいますね。旅行に行ったり、友達と遊んだり。とにかく思い残すことなく遊び納めをしてください。

 

第一志望の会社に奇跡的に入社することができたことは本当にありがたいことでしたね。

それは間違い無いけど、もし、あの時に戻れるなら、私は会社という組織に所属せずに生計を立てる道を一生懸命模索すると思う。

 

幼い頃から、将来の夢はなに?将来なりたいものはなに?という質問に、何も答えられなかった。

理由は世の中に数多ある職業や仕事の中にやりたいと思えるものがひとつもなかったから。

 

もちろん選択肢は沢山ある。

ケーキ屋さん、美容師、お花屋さん、看護師さん等々。

でも当てはまるものが何もなかった。

周りの友達がなりたいものや夢があることが羨ましいと同時に不思議で仕方なかった。

 

やりたいこともなりたいものもないけど、生活はしていかなければならない。だから漠然と安定した会社で定年まで勤めようと思っていた。

なんともさもしい考え方だけど。

 

ありがたいことに、第一志望の会社に内定はもらえた。

ただ、やりたいことがなかった私がその会社を第一志望にした理由は、会社の規模と知名度と給料だった。

いい会社に入れば幸せになれると思ってた。

だけど、会社という組織の中で仕事をすることがいかに自分に合わないかということを全く分かってなかった。

 

 

だから入社後、とにかく辛かった。

もちろん楽しいこともあったけど、93%くらいは辛いことで出来上がっていた。

 

会社という組織の中では、その会社で使い勝手がいい人間に仕立て上げられる。

だから素直に割り切ることができ、頭がよく、容量の良い人は割とすんなりおさまることができる。

だけど、私は、たっくさんある既存の仕事、職業の中からなりたいもの、やりたいことを見つけられなかった捻くれ者だ。

組織にきちんとおさまっていられるはずがないのである。金太郎飴のように似たような社員を量産していく会社に次第に違和感を感じるようになる。

頭が良くて、素直な人間だったらこんなんじゃなかっただろうにな…と今でも思うけど、それは諦めるより仕方ない。

 

そして、だんだんと就活生を見ると、この子はうちの会社にいそう、いなそう、というのがわかるようになってきた。

それが恐ろしかった。

 

なりたいものは何ですか?やりたいことはなんですか?と問われたら、今ある職業、仕事の中から選ばなくていい、と悩んでいた私に言葉をかけてあげたい。

選ばなくていいけど、自分の言葉で何をしたいか語れるようにきちんと思案し、答えを見つけること。それはどんなことでもいい。

捻くれ者でもいいし、会社勤めがうまくいかなくてもいい。それは人間失格では決してない。

きっと会社の仕事や人間関係がうまくいかなくて悩んでる人は沢山いると思うけど、それは自分が悪いわけではない。

うまくいかないことがその人自身のせいのようにあたかも洗脳されてるだけ。

食物アレルギーのようにその人にとって合う合わないはあるのだ。食物アレルギーがあるのはその人のせいではないのと同じこと。

 

不得手なものは不得手でいい。会社において自分の代わりはいくらでもいるから。

そのかわり、得意なものをきちんと見つけてそれを伸ばす努力をすること。

それできちんと生計がたてられるようにすること。

 

他の人がもうすでにやってること、みんなが踏みしめて道ができてるところで無理に自分を合わせなくていい。

それができれば、それに越したことはないけれど。そしてそれができる人は会社勤めに向いていると思う。

 

それから他の誰かを目標にして頑張らなくていい。私よりもはるかにスペックが高い人たちがやってることは私には難しい。

私は私にしかなれない。自分が誇れる自分でいること。

 

他の誰かと比べなくていい。

悲しいけど、どんなに頑張っても私が北川景子さんになることは不可能なのである。

容姿端麗な人はそれ自体がその人の才能であり個性である。

どんなに真似してもあの美しさに勝ることはできない。

 

言いたいことは何かと言うと、没個性化して、組織の歯車に無理してならなくていい、ということ。

生活のためにどうしても収入は必要だけど、本当に無理だと思ったら、限界が来る前に蹴りをつけて新しい道に進む勇気を持つこと。

会社の利益のために身を滅ぼすような選択をせずに、自分を大事にすること。

 

会社勤めをして早云年。

今私がやりたいことは、過去の自分のように苦しんでた人をどんな形でもいいから救いたい。

できればものを書くことでその人たちを救えたらこんな嬉しいことはない。

 

だから思いっきり会社勤めしたら、とっとと切り上げていいよー!と過去の自分に言いたい。

 

きっとこれから先、新卒から定年までずっと同じ会社に居続けることが逆にめずらしくなる時代が来るのかもしれない。

会社勤めをするのが少数派になり、自分自身で事業する人が多数派になるかもしれない。

 

どうなるかわからないけど、これまで当たり前だと思ってることなんて、半ば幻のようなものなんだから、ちゃんと軸足を持って進んでいくこと。

 

辛い思いをたくさんすれば成長できるわけではない。だから自分らしくいられる場所を自分で作ること。

そのために努力すること。

 

涙を流して歯を食いしばっている期間がいつまで経っても明けないのであれば、それはあなたがいるべき場所じゃないところにいるせいだから、全力で逃げること。

人生って楽しいよ。

楽しい場所を探すことに全力を注いでね。

頑張らなくていいよー!