アラサーOL 頑張らない日々

読書好きアラサーOL@都内 お一人様爆走中で何をするにも基本ソロ活動。将来の夢はものを書いて生計を立てること。

【読書のススメ】私の働き方改革(働く女性に贈る27通の手紙/小手鞠るい 望月衿子)

仕事、恋愛、結婚、出産、子育てなど、女性にとってライフイベントに関する悩みは尽きないけれど、全ての女性にオススメできる一冊。

 

独身アラサーの私は、結婚に悩んでいたころもあったけど、今では潔く諦めが付き、悩みの種はもっぱら仕事。

このタイミングでこの本を読むことができたことに本当に感謝している。

 

失礼ながら、驚いたことに、小手鞠さんとの共通点がとても多い。
地元には戻るつもりがないこと、会社員の仕事は自分には合わないと思うこと、人付き合いが苦手なこと、ものを書くのがすきなこと。

私と同じような気持ちの人に出会えて感動してしまった。

 

中堅社員になった今、考えるのは、あと何年働くんだろうということ。
結婚は果てしなく遠く、遠いどころかまるで違う星の話のように思っている今、仕事をしなければ生活していくことはできない。
その仕事が好きなら何の問題もないけれど、そうでないからこそ、悩んでいる。

 

働き方改革といわれるようになり、新卒で入社して定年まで働くというスタンスは古くなりつつある。
そしてフリーランスとして働く人が増えている。
この本の著者のお二人も会社員を経てフリーランスとして活躍されている。

 

小手鞠さんは本の中で

 

人付き合いが苦手でできるだけ人と接したくないから、30代のころ、ひとりで部屋にこもって仕事のできる小説家になりたいと思った


と書かれているけれど、今の私の気持ちがそのままそっくり本に書かれてびっくりした。(笑)


本を読むことが好きで、こうして物を書くことができるのを幸せに感じる。


そして、浅はかかもしれないけれど、ものを書く仕事がしたいという気持ちがずっと心の中にあった。


でも実際、しがないアラサーOLの私には無謀で無理な話だと、会社員として生きていくしかないとあきらめていた。

 

だけど、

 

仕事とは、一生を通して追求していく、人生を懸ける価値のあるものだと思います。


この言葉で、やっぱり人生を懸けて仕事をしてみたいと強く思うようになった。
今私が会社でしている仕事は、私でなくてもできる人はたくさんいる。
でも、一生を通して追求していく人生を懸ける価値のある仕事をしてみたい、私にしかできないものを書く仕事をしてみたい、と心の底から思うことができた。

 

終身雇用が一般的な時代であれば、歯を食いしばってなんとか40年(長い…)やっていくしかないのかもしれない。


だけど、やりたいこと、私にしかできないことを40年やっていくことはとても価値のあることだし、そんな生き方に憧れる。

 

小手鞠さんも不遇の時代があり、出版社に作品を持ち込んでもボツばかりだったとのことで驚いた。

 

時間を味方につけて、遅咲きを目指してコツコツとやり続けることというのを今から座右の銘にして、私の働き方改革を地道に進めていこう。

アラサーだけど、夢をもって、毎日を送っていこう。


恥ずかしいけど、私の夢はものを書くこと。
出来れば本の書評を書いて生計をたてていけるようになりたい。
これまで落ち込んだとき、辛いときはいつも本に救ってもらっていた。
本の中に欲しい答えが必ずあったし、自分の目の前が拓く感覚があった。
それはこの本もそう。

 

だから、人生を変える一冊を世に広めていきたい。
本に救われてきたから、本に恩返しがしたい。

 

2020年までもう少し。
自分の夢と目標をもって生きることを後押ししてくれたこの本に感謝。
読むことができて最高に幸せ。

 

 

働く女性に贈る27通の手紙

働く女性に贈る27通の手紙