拝啓二十歳の私へ
成人の日。二十歳。
若いなー。若いというだけで尊く思えてしまう!(笑)
アラサーになった今、二十歳の時の自分になんて言葉をかけるか考えてみた。
①自分が夢中になるものをたくさんみつける
社会に出たあとは、悲しいけれど、仕事中心にいろんなことが回っていく。
1日の大半は仕事に時間を割き、へとへとになる日だってある。
だからこそ、楽しい、面白いと夢中になれるもの、没頭できるものをたくさん見つけてほしい。
没頭できるものは趣味や特技と呼ばれるような立派なものでなくたっていい。
料理やランニングや歌を歌ったり…
とにかくなんでもいい。
できれば映画を見たり音楽を聞いたりという受動的なものより能動的なものがいい。
私はなかなか没頭するものが見つけられなかったけれど、アラサーになるにつれ、お菓子作りをしたり、ジムに通い始めたり、ヨガに行ったら、世界が変わってきた。
運動はしんどいと思ってたけれど、頭を空っぽにできる運動はとてもいい。
最初はしんどいけど、爽快さは別格。
②本を読む
人生のバイブルと言える本をたくさん見つけてほしい。
本は図書館に行けば数え切れないくらいある。
その中からバイブルと言える本がどれなのか見つけるのは宝探しみたいでとても面白い。
なぜ、バイブルが必要なのか?
それは、この先、たくさんたくさん乗り越えなければならない試練があるから。
そんなとき、自分で見つけたバイブルは必ず助けてくれる。
人に相談して、アドバイスをもらってもなんとも釈然とせずにもやもやしてしまうことが訪れるから。
自分の悩みは結局、それを体験した自分にしか分からない。それに立ち向かうときに本の一節が信じられないくらい勇気や安らぎを与えてくれる。
③負ける
二十歳の私はまだ負けることを知らない。
もちろん挫折したことはあるけど、努力をすればきちんと結果がついてくると盲目的に信じてる。
それはとても尊い。
だけど、負けることを知って欲しい。
仕事でも恋愛でも友人関係でも。
私自身、二十歳以降、たくさん負けてきた。
努力すれば何にでもなれると思ってきたけど、努力だけではどうにもならないことが世の中にはたくさんあることを身をもって知ることになる。
自分は何者にもなれないと愕然とすることになる。
だけど、一生懸命努力した過程は何にも変え難い自信になるし、何者にもなれない代わりに、自分は自分にしかなれないといい意味で丸くなった。
世の中の成功している人や過去の偉人の言葉には必ず、うまくいかなかった日々のことが語られている。
負けて初めてスタート地点に立てる。
負けた経験をたくさんするほどドラマがあるし、七転八倒を繰り返してだんだん自分になっていくから。
だから大丈夫。
たくさん負けていろんな景色を見てほしい。
負けたら終わりじゃない。
人一倍努力して負けたのであれば、それは勝負に勝つよりも数段高い位置にステップアップできる。
負けるが勝ちということがいつかわかる時が来るから。
④たくさん笑う
幸せだから笑うのではない
笑っているから幸せになる
仏頂面になりそうなときはお笑い番組でもYouTubeでも見て大笑いすること。
自分の機嫌を自分でとってご機嫌でいること。
これは案外難しいけど、いろんなことがうまく回り始めるから。