{音楽のススメ}スピッツ/君が思い出になる前に
久しぶりに聴いたスピッツのアルバムが本当に素晴らしく、何度も何度も聴いてしまいます。
君が思い出になる前に
はアルバムの1番最初の曲で、この曲をこのアルバムの最初の曲にしたセンスにももう脱帽です。
ちなみに最後の曲は楓ですが、このセンスの良さにも本当に感激してしまいます。
君が思い出になる前に を聴いたのもチェリーと同じく中学の時。
あの日もここではみ出しそうな
君の笑顔を見た
水の色も風の匂いも変わったね
明日の朝僕は船に乗り離れ離れになる
夢に見た君との旅路は叶わない
冒頭のこの歌詞。
草野さんがどういうシチュエーションでこれを書いたのかわからないですが、中学当時の私には中学の卒業を彷彿とさせるものでした。
あの日もここではみ出しそうな
君の笑顔を見た
はみ出しそうな笑顔。
中学の時ってみんな本気で笑ってたんですよね。自分も周りも。
毎日楽しくて。何をしても面白くて。
はみ出しそうな笑顔と聴くだけで、楽しかった日々が鮮明に思い出されます。
そして、中学当時聴いた時も、今見てるこの楽しい風景をずっと忘れたくないと思っていました。
でも卒業は必ずやってきて、みんなとバラバラになってしまう。
ずっとずっと一緒にいることはできないその事実が、とても切なく、そのときがどうか来ないでほしいとどこかで願っていました。
大人になった今でももちろん笑うことはあります。
だけど、はみ出しそうな笑顔で笑ったのはどれくらい前だろうなーと思ってしまいます。
君が思い出になる前に
もう一度笑って見せて
このサビを聴くだけで、もう切なくて胸がいっぱいになります。
楽しかった中学の日々。
思い出すのはみんなでたくさんたくさん笑ったこと。
その日々が思い出になってしまうなんて、その当時は考えたくもないものでした。
中学の時の写真を引っ張り出して見てみたのですが、信じられないくらいの笑顔でみんな笑ってるんですよね。
まだ化粧をする前だからスッピンで色気も何もないですが、あまりの破壊力のある笑顔で。
みんなで写ってるのその写真を見るだけで、なんの説明もいらずに、とてつもなく幸せな日々を送っていたことがわかるものでした。
どんなに化粧をして繕ってもそれに勝るものはないのではないかと思ってしまうほどでした。
楽しいと心から思えることを1つでも多く見つけたいと思いました。
だって、あんなに充実して楽しそうに笑っている過去の自分に申し訳ない気持ちになったのです。
スピッツの曲を聴きながら、未来を楽しみにしていたあの頃。
その時の自分に恥ずかしくない生き方をしていきたい。なーんて。(笑)
RECYCLE Greatest Hits of SPITZ
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