アラサーOL 頑張らない日々

読書好きアラサーOL@都内 お一人様爆走中で何をするにも基本ソロ活動。将来の夢はものを書いて生計を立てること。

[おススメ]ひとりぼっちだと思うとき(耳をすませば/カントリーロード)

ジブリ作品の「耳をすませば
大好きな作品です。

 

月島雫も天沢聖司も中学二年生で、映画を観た当時の私より、二人のほうがはるかにお姉さん、お兄さんでした。

 

中学生って随分大人びてこんな感じなんだ、と憧れやら畏敬の念をもって観ていたことを思い出します。


夜コンビニに牛乳を買いに行ったり、一人で電車に乗って図書館まで行く雫が本当に自分とはかけ離れて大人に見えたのです。


親がいなくても自分一人であちこち行けるなんてすごい!
私もそんな風になれるのかな、と。


大丈夫。コンビニに行ったり、電車に乗ったりすることなんて朝飯前で、なんなら一人で海外に旅行に行けるようにもなりました、と当時の自分に言ってあげたい。(笑)


そして、図書館で本を読む雫と聖司に影響を受けたのか、いつの間にか私も本が大好きになりました。


私がこの映画を好きなのは、甘酸っぱい青春が全て詰まっているから。
それから、映画に出てくる音楽。

 

映画の冒頭に聖蹟桜ヶ丘の街並みをバックにオリビアニュートンジョンのTAKE ME HOME,COUNTRY ROADが流れます。


英語だから、何を言っているのかさっぱりわかりませんでしたが、美しい歌声と曲調が一瞬で好きになりました。

 

それから、雫が歌うカントリーロード
この歌の歌詞にいつも救われてきました。

 

ひとりぼっち 恐れずに
生きようと 夢みてた
寂しさ 押し込めて
強い自分を 守っていこ

 

どんな挫けそうな時だって
決して 涙は見せないで
心なしか 歩調が速くなっていく
思い出消すため

 

自分は独りぼっちだと思うことがありました。

そういう時の気持ちって誰かに聞いてもらったところで解決しないもんだと私は思ってしまいます。

 

だって、ひとりぼっちじゃないよ、と言ってもらったとしても、そのときはその優しさを受け入れられる程の余裕がないから。

そんなときにいつも聴いてたカントリーロード

 

独りぼっち 恐れずに 

生きようと 夢見てた


この歌詞。何百回と聴きました。

独りぼっちを受け入れて生きていこうと。
大好きな宮崎駿作品の歌だから、より一層心に響くものがありました。
宮崎駿監督も独りぼっちだと感じたことががあるのかもしれない。
そうだとすれば、自分が感じている孤独な気持ちが大事な物なんじゃないのかとすら思えてきました。

 

どんな挫けそうな時だって 

決して涙は見せないで

実際挫けまくって泣きまくった時もありました。(笑)
でも、この歌のおかげで挫けても大丈夫だと不思議な自信が湧いてきたのです。


ひとりぼっちだなーと感じることは、必ず誰もが通る道だと思うのです。
だから寂しくても惨めでも絶対大丈夫。

私は独身だし、ひとりぼっちですが、ひとりぼっちはとても気楽で楽しくて幸せだと最近思います。

自分の人生を、誰かに遠慮することなく歩んでいける自由を満喫しております。

 

それから、聖司のおじいさんと雫との掛け合いも大好きです。
毎回、必ず泣きます。(笑)
雫への言葉ですが、自分へのねぎらいだと思って聞いてます。これまでも頑張ってきた。これからもやっていけると思える優しい言葉が素敵すぎます。

よく頑張りましたね。あなたは素敵です。
慌てることはない。時間をかけてしっかり磨いてください。

 

荒々しくて率直で未完成で。聖司のバイオリンのようだ。

 

ひとりぼっちが堪える時、日々の忙しさに疲れてる時、カントリーロードとおじいさんの言葉は最大のエールに聞こえるのです。

 

宮崎駿作品のある時代に生まれてこれて本当に良かったといつもいつも思います。