(映画のススメ)雨の季節にぴったり
梅雨入りすると、毎年観たくなるのがこの映画。
言の葉の庭というタイトルに惹かれて観に行ったことを覚えていますが、とにかく映像が美しい。
なかでも雨と東京の描写の美しさには圧倒されます。
天気の子という新海監督の新作品の予告も観ましたが、ここでも雨の描写が出てくるので、雨がキーになる作品が多いのかもしれないですね。
雨が降るとめんどくさいなと思ってしまうのですが、新海監督のフィルターを通すと雨のイメージが変わります。
繊細で儚げでキラキラしている雨に心が動かされます。
そして、東京のイメージも変わります。
ギュウギュウの満員電車、どこに行っても人だらけで若干うんざりしてしまう毎日ですが、映画を観て、東京の良さに気づくのです。
来年の五輪の前に気づけてよかった。(笑)
それから、君の名は。でも効果的に使われている作中に出てくる歌ですが、これが最高でした。
この映画で使われているのは秦基博のRain。
歌が流れたとき、号泣しました。
透き通る歌声とまっすぐな歌詞と映像の美しさに鳥肌が立ち、感動が抑えられませんでした。
秦基博の歌声の素晴らしさはご存知の方も多いと思うのですが、雨の季節に是非観て欲しいのです。
映画に出てくる27歳のゆきの。
私がこの映画を観た時はまだ27歳にはなっていなかったのですが、東京でもがきながら働く彼女を観て込み上げてくるものがありました。
人生は順調に進むときばかりではないんだなと。
生きていくことは過激でしんどいよなと。
そんな中でも小さな救いは必ずあるし、何事も絶対に乗り越えられると。
ストーリーの詳細は書きませんが、雨の冷たい寒いシーンと、温かくて幸せを絵に描いたようようなシーンの対比がとても印象的に描かれています。
6月に観る映画ナンバーワンです。
関係ないですが、ゆきのが部屋でマリメッコのマグカップでコーヒーを飲むシーンがあるのですが、そのマグカップがあまりにも可愛くて私も同じものを買いました。(笑)
このマグカップを使うとこの映画のシーンを思い出し、温かな気持ちになります。
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